注文住宅に吹き抜けを取り入れたい!取り入れるときのポイントは?

住まいを快適なものにする手段の1つとして取り入れられることが多いのが、吹き抜けです。
確かに魅力的なポイントはたくさんあるのですが、注意していただきたいこともあります。
そこで本記事では、注文住宅で吹き抜けを取り入れるメリットと、うまく取り入れるポイントを解説します。
きちんと対策しないと後悔してしまいますので、ぜひ参考にしてくださいね。

□注文住宅に吹き抜けを取り入れるメリットをご紹介!

吹き抜けを取り入れるメリットは「開放感がある」「採光性が高い」「コミュニケーションがとりやすい」の3つです。

*開放感がある

上階との境目である床をなくすことで、開放感を生むことができます。
これは視線が大きく上下に広がることが大きく関係しており、リラックス効果の高い空間に仕上げられるでしょう。

*採光性が高い

吹き抜けにすると、日当たりの良さも確保できます。
2階まで全面ガラス張りの窓にしたり、高い位置に大きな窓を設置したりして、太陽の光をふんだんに取り込みましょう。

*コミュニケーションがとりやすい

吹き抜けをつくると、1階と2階は階段でしかつながらず、閉鎖的な空間となってしまうことも少なくありません。
結果的にリビングに人が集まりづらくなり、コミュニケーションを取る頻度は少なくなってしまうでしょう。

吹き抜けがあると開放的な空間になりますし、リビング階段との併用をすることで外出時・帰宅時もコミュニケーションが円滑になるでしょう。

□吹き抜けをうまく取り入れるには?

このように魅力たっぷりの吹き抜けですが、意識していただきたいポイントもあります。

それは建物の強度も考えることです。
2016年に起こった熊本地震では、直下率という言葉が注目を浴びました。
これは1階部分と2階部分の壁や柱の位置がどれくらい一致しているのかを示すものです。
直下率が低かった建物は、この地震で倒壊する可能性が高かったようです。

吹き抜けを取り入れると直下率が低くなってしまいがちですので、強度のことも考慮に入れて導入するかを検討してくださいね。

また、シーリングファンなどの換気設備も大切になってきます。
吹き抜けがあると、暖かい空気は上部に移動します。
そのため、換気設備を充実させて家中に暖かい空気を循環させる必要があります。

□まとめ

吹き抜けには魅力的なポイントがたくさん存在している一方で、取り入れる際には建物の強度を考えること、換気設備を充実させることが大切になってきます。
注意点もしっかり押さえて、快適な住まいを実現してくださいね。

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